宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞を受賞しました。
この記事では、「君たちはどう生きるか」が気持ち悪いと言われているのはなぜなのかと、父親はクズでモデルは誰なのか調査しまとめていきます。
【君たちはどう生きるか】が気持ち悪いのはなぜ?
宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」について、気持ち悪いという意見があるのはなぜなのでしょうか。
『君たちはどう生きるか』を観てきました。多くは語りませんが、正直、私がこれまで観てきた中でもっとも理解できなかった映画でした。数々の気持ち悪さと消化不良感(これがいいのか…?)。一つ言えるのは、最後が米津さんの美しい主題歌で救われたなと。とりあえず娘は連れて行かなくて正解でした。 pic.twitter.com/gkM8QQMahH
— ちゃき|著書『脱・週5勤務の働き方』 (@Chakimama1) August 12, 2023
「君たちはどう生きるか」が気持ち悪いと言われるのはなぜか、理由を3つ紹介していきます。
- 視覚的に気持ち悪い
- 内容が意味不明
- いい意味で気持ち悪い
ひとつずつ解説していきますね
1 視覚的に気持ち悪い
「君たちはどう生きるか」では、巨大な魚の解体・カエルの大群・鳥の集団や謎の生態物が登場しています。
- 巨大な魚が捌かれるシーンで中身がドバッと出てくる
- 人肉を食べるインコの大群に襲われる
- 大量のカエルが身体にまとわりついてくる
といった気持ち悪いシーンもあるため、「気持ち悪い」という感想を持つ人もいたようです。
2 内容が意味不明
「君たちはどう生きるか」は、一度見ただけでは内容を理解するのが難しい映画です。
宮崎駿監督も、「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」と言っているくらいなので、意味不明という感想を持ってもおかしくありません。
映画の内容をざっくり説明すると、戦時中に母を亡くした少年が新しい母(父と再婚した、実母の妹)が行方不明になったために、その人を探しに理不尽で不思議な世界に迷い込むというストーリーです。
ストーリーの展開も早く置いて行かれてしまうので、よく分からず気持ち悪いという印象を抱いてしまうのではないでしょうか。
3 いい意味で気持ち悪い
「君たちはどう生きるか」を見た人の感想の中には、いい意味で気持ち悪いと表現している人もいるようです。
もののけ姫のような、この世のものではない感じの気持ち悪さ、不気味さがある映画になっています。
これまでのジブリ映画を彷彿とさせる風景やアイテムが出てくるので、ジブリファンからするとそれを発見する楽しみもあります。
【君たちはどう生きるか】クズの父親のモデルは誰?
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君たちはどう生きるかの父親・牧勝一のモデルになったのは、宮崎駿監督の父・宮崎勝次さんだと言われています。
宮崎勝次さんは、牧勝一と同じ宮崎航空工業を回す仕事をしていました。
宮崎航空工業は「中島飛行機」の下請け会社で、戦闘機の風防(キャノピー)を製造する会社です。
また、映画のシーンで出てきたキャノピーを屋敷の中に運ぶシーンは、実際に宮崎駿さんが体験した出来事が再現されています。
「君たちはどう生きるか」での父親は
・奥さんが空襲で亡くなったすぐ後に妹(夏子)を後妻に迎える
・再婚してすぐ夏子と子供を作る
・サイパン陥落の話をあっけらかんと夏子に話す
・転校初日にダットサンで息子を学校まで送り届けてイジメを誘発する
・「校長に300円も寄付してきたからもう学校なんて行かなくていい」と、(息子の狙いどおりに)いじめ問題を金で片付ける
という人物像でした。
宮崎駿さんの父・勝次さんも再婚していたり、宮崎駿さんの父親を投影されていることが分かっています。
まとめ
映画「君たちはどう生きるか」が気持ち悪いと言われる理由はなぜかについて紹介しました。
- 視覚的に気持ち悪い
- 内容が意味不明
- いい意味で気持ち悪い
一度見ただけで理解しづらいため、映像の気持ち悪さの印象が強く残り気持ち悪いという感想を持つ人もいたようです。
ジブリファンからするとこれまでの作品と照らし合わせてみたり、違った楽しみ方もできる作品になっています。
予備知識を入れてみると「そうゆうことだったのか」と腑に落ちる内容なので、アカデミー賞を受賞をきっかけに、もう一度見ようという人が増えるかもしれませんね。